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絶品!フルーツで美味しさの頂点!超大粒イチゴ おおきみ 作りこなすのもかなり難しいです。

おおきみ 栽培
農研機構より引用
こんばんは、今回はイチゴの中でもトップクラスの美味しさのおおきみという品種についてです。
おおきみは収量も少なく、美味しく作るのもかなり難しいのであまり栽培されていません。


普通の作れば並の品種としてそこまで特徴もない品種になってしまうのですが
本当の美味しい状態に出来た時はこれ以上に美味しい苺なんてないのではないか?と思えるほどの衝撃的な味です。

そんなおおきみを今回は紹介していきます。
おおきみについては以前にも紹介しています。詳しくはこちらからどうぞ。
農家が選ぶ 美味しいイチゴの品種5選






イチゴおおきみの味や特徴


おおきみは食味の優れるさつまおとめと極大果のいちご中間母本農1号を交配してできた新品種です。
恐らくおおきみの食味の良さはさつまおとめ譲りだと思います。

大きさは大きく100gを超えるものも作れると思います。
果皮の色はややピンク色できれいな円錐形をして果肉はかなり白い部分が多いです。

おおきみ 果肉
農研機構より引用

味は評価が非常に難しく、糖度が低いと並の品種にしかなりませんが
糖度が高い場合、他のイチゴとはレベルが違うほど美味しいです。

糖度が15度以下ならあまり特徴のない苺で
甘みも普通で酸味もそこそこあって、特別な味があるわけではないですが

糖度18度くらいを境に急激に美味しくなります。
糖度が高いと酸味はほとんど感じれないほどでとても甘く感じますが


それだけではないこのイチゴ独特のうま味というのがあり
他のイチゴにはこの味は出せないと思います。

またその独特の味が桃に近い味で一瞬桃を食べているようにも錯覚できるほどの味ですが
それに苺らしい味も合わさって、1つの果物で桃とイチゴの最上級の味を味わえます。


香りはイチゴの中では強い方ではないですが、しっかり香りがあります。
果肉はちょうど中間くらいの硬さで、柔らかくとも、硬くともありません。

汁気はそこまで多いほどではないです、
収穫期は1月から始まって6月くらいまでは収穫できます。
一番おいしい時期は1,2,3月くらいまでですね。







イチゴ おおきみの栽培について



栽培については比較的簡単な品種ですが、一番の特徴である美味しく作るというのは
もしかしたらどの品種よりも難しいかもしれません。

病気には強く、たんそ病やいおう病に抵抗性があります。
たんそ病は、おそらく雨除け施設を使えばほとんど、たんそ病になる事はないと思います。

逆にその抵抗性を活かして雨よけ施設がない場所で育苗しても慣行栽培より減農薬で行けると思います。

いおう病に関しては連作をしていると必ず出てくる病気で多くの方が悩まれていると思います。
現在は主に太陽熱消毒で萎黄病を殺菌していますが

連作を続けていくと太陽熱消毒では防ぎきれない場合もあると思います。
そんな時にこのおおきみを使えば萎黄病もある程度は防げるはずです。

おおきみはイチゴの中では収量が少ないほうですが、毎年病気に悩まされている方は
ひょっとしたら病気に強いおおきみの方が収量が増えることもあると思います。

そうでない方でも、ローテーションでおおきみ→いつもの品種の様にすれば
萎黄病を減らすことができると思います。特に土壌病原菌である萎黄病は増えてから減らすのは難しいですが

少ない状態から太陽熱消毒やおおきみの様な抵抗性品種を使っていけば
菌の増殖を減らすことができると思います。

そうすることで萎黄病に弱い品種でも栽培することも可能になると思います。
大事なのは増えた時に対処するのではなく、増える前に対処することです。

新規就農した方で回りで萎黄病に悩まれている話をよく聞く場合は
おおきみを栽培してみるのもいいかもしれません。

他にもうどん粉病には強程度の抵抗性があります。
うどん粉病というと多くの方が悩まされている病気だと思います。

この病気は一度発病すると完全に防ぐのはかなり難しいです。
菌が風に舞ってイチゴについてまた感染してというサイクルをずっと繰り返しているので

乾燥しがちな冬の間は特に多いですね。
そんなうどん粉病に強度の抵抗性ですから、恐らくうどん粉病にかかることがあっても

爆発的に発病することはほぼないと思います。
このようにおおきみは多くの病気に強いですから、毎年病害虫で悩んでいる方や
何の病気かわからないけどなかなかイチゴが収穫できない家庭菜園の方にもおすすめです。


またおおきみは花数は少なく、その分1つあたりの実はとても大きくなります。
花数が少ないので、花を間引く必要はありません。

実が大きくなる分、一時期にイチゴ自信にかかる負担が大きく、ややイチゴが疲れてしまい
次の花が遅れたりしてこれが収量が少ない原因にもなります。

ただ収量が下がる原因としてはそれだけではないと思います。
おおきみは収穫期がイチゴの中でもかなり遅く、早くても収穫は12月下旬から1月初めからです。

そして開花から収穫までの時間もかなりかかりますからその分じっくり育って
糖度の上りはいいのでしょうが、収量の面では少ないという事になるのだと思います。

恐らく上記の少量の上がりにくい原因を改善したのがイチゴの新品種恋みのりだと思います。
おおきみと同じように農研機構で育種された品種で、

おおきみの食味の良さを引き出していると思われる、さつまおとめを使用して育種されていますからね。
まだ栽培したことはないですが、私的には早生のおおきみみたいな感じだと思っています。

来年は栽培に挑戦したいですね。
栽培に関して他に注意すべきことは脇芽が少ない事です。
普通の品種に比べてかなり少なく、栽培管理は楽ですが

収量を増やすにはある程度脇芽も必要ですからあまりとりすぎないように注意が必要です。
普通の品種と同じように脇芽取りをしていると中々脇芽が出てきませんからね。

後ランナーがとても少ないので、増殖させるのはかなり大変です。







美味しい作り方


この品種は美味しく作ってこその品種ですから、まず収量を気にする前に
美味しく作ることだけに集中してもらいたいですね。

美味しく作る方法として糖度をあげることが一番ですね。
最低でも糖度18度程度は必要です。理想は糖度20度くらいですかね。

そのために必要なことは多くありますので紹介していこうと思います
まずはじっくり育てるために肥料をあげ過ぎない事です。

特に窒素肥料を糖度の低下を招きますから注意が必要です。
糖度をあげるためにはそれだけではなく、成長を限りなく止めることが大事です。

成長をするという事は光合成で得た養分を使って成長するわけですが
実が成熟するに従って光合成で得た養分をできるだけ多く流れるようになります。

例えば光合成で100の養分を得たとしましょう。
成長が早いときは葉に20養分を使い実に80養分が行くとしましょう。

これが成長をできるだけ止めると葉に行く養分が20だったところを10にできます。
そうすれば必ず葉の成長は遅くなって収穫量は減ってしまうのですが糖度の上昇は普通以上に高くなります。

ですので、夜温、昼の温度、肥料に効き具合のはかなり注意が必要です。
開花からはできるだけ成長に時間が掛かるようにしてください。

ちなみに糖度20度以上を目指そうとすれば実が緑色から白色になり始めるころには
すでに糖度10度以上あります。

糖度10度にもなれば少し硬いですが、食べれないこともないです。





イチゴ おおきみの果実を買うには


ネット通販でもそれなりに売っていますがはっきり言っておおきみの真の味を味わうのは難しいでしょう。



できれば美味しいイチゴを作ることで有名な人を探してその中でおおきみを作っている人を探す方が

美味しい物を食べれる確率は高いと思います。
ただどちらも限りなく確率は低いと思います。

おおきみという品種自体作っている人は少ないですし
何より美味しく作っている人はその中でもほんの一握りです。

私も百貨店や直売所等でおおきみを見かけては買ってみて食べてみますが
どれも真の味には程遠い物ばかりでした。

ただおおきみの味の感じを味わうという意味ではネット販売しているものでもいいかもしれません。
その中からおおきみの真の美味しさを微かですが感じ取ってもらえればと思います。









苗について


苗はネットでも買えます。少量の場合はネットで買うのがいいと思います。
美味しい物を作るだけでしたら苗の質はそこまで気にしなくても大丈夫です。








大量にいる場合は私がいつもお世話になっていますアネットという会社に頼むといいと思います。
ウイルスフリーの苗から増殖してくれましす、苗も太く綺麗な葉をしていて質の良い苗を供給してくれます。

私は桃薫をここで買っているのですが、おおきみは買ったことはありません。
おおきみはほとんど作っていないみたいで、注文を受けてから増殖を開始する見たいなので

遅くても苗が3か月前くらいには注文を入れておいた方がいいでしょう。
私も諸事情があり、おおきみを作れていないのですが来作はできれば作りたいです。

アネットについてはホームページと連絡先は以下に記載しておきます。

アネット(有) HP


連絡先 アネット(有) 〒893-0021 住所:鹿児島県鹿屋市東原町2869-1 電話番号 0994-44-4415













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Author:oisiikudamono
兵庫県の南側で農家をしています。
主にイチゴとブドウ等の果物を栽培していますが、
今までにない新しい品目や最新品種も研究しています。(バナナやビワ、熱帯果樹等)
また果物の機能性や真の美味しさ等食べることに関しても紹介していきます。
インスタグラムもやっていてインスタグラムにしかない画像もありますから
是非ご覧ください!(ブログの右下にあります!)

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